2010年03月04日

ハープって難しい?

 ハープといえば、あのグランドハープを思いうかべますね!
両手を使って伴奏と旋律を一人で優雅に演奏する姿です。
でも両手でそれぞれ違う事をするってとても大変だと思います。
ピアノやオルガンなど鍵盤楽器並みのテクニックが必要でマスター
するにはとても時間がかかりそう。

もっと簡単に(安直ではなく)誰でもすぐにきれいな音楽を楽しめる
方法はないかと考え開発したのがこのハープです。

複雑な演奏は何人かで分担してアンサンブルすればいいでしょう。
うちの教室のレッスンでは、まずきれいな旋律を指一本で弾くこと
から始めます。たくさんの音をつかったり何本もの指をせわしく動かし
て演奏するスタイルを目指してはいないんです。
シンプルで美しい音楽を手短に楽しもうがモットーですね。

ハープという楽器には、もう一つ厄介な問題があります。
 
 チューニングです!
 
何十本もの弦の音を合わせなくてはいけません。
一般大衆的にハープという楽器が普及しにくい原因の一つでしょう。
そこでレッスンやコンサートの前には、わたくしが調律をし直してお渡し
しています。

あ!まだありました、大きさです。
グランドハープは普通車や軽には乗りませんね。まして一人では待て
ません。竪琴は小型でケースに入れて片手で持ち運び出来る程度です。
どこへでも手軽にもってゆけます。

ハープのイメージ、少し変わりましたでしょうか?

この楽器を開発する前に音のイメージを描きました。
それは、カンパネラ(鐘)です。遠くで聞こえるヨーロッパの鐘の音(ね)
を弦楽器で出したいと思いました。高音部はチェンバロに近く、低音は
ハンドベルみたいでしょうか。

 ではまた、次回へつづきます。









Posted by オフィス・ドルチェ at 04:46│Comments(0)
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